新年度予算とコロナ禍の避難所対策

新型コロナウイルス禍においての災害避難対策と新年度予算

新型コロナウイルス感染状況もなかなか収束に向かっていないような気がします。毎日不安に思いながら、三密《さんみつ》(密接・密集・密閉)を避け、外出を自粛し、マスク着用・手洗い・うがい等感染防止対策に日々ご協力いただいている皆様、また、医療従事者、保健施設従事者には、甚大なご協力をいただいていることに深く感謝と御礼を申し上げます

平成19年9月には、台風9号がちょうど9月6日から7日にかけて関東に上陸し、当町にも甚大な被害を与えた日でもあります。このことも教訓として深く刻みたいと思います。

なお年末に向かいコロナウイルス再流行とインフルエンザとの対応を迫られる昨今なので、引き続き皆様には緊張感と感染対策をお願いしたい。

9月定例会において新型コロナウイルス禍においての災害避難体制について質しました。(抜粋)正規議事録は下仁田町議会HPをご覧下さい。

昨年の台風19号で避難所での避難状況と比して、全国的にコロナ禍の中、災害に見舞われたときにどのような対応で臨むのか。3密の状態になるが、そのときの避難方法をお伺いしたい。
Q:コロナ禍での避難体制
① 避難方法
質問:・昨年の台風19号での避難状況と比して、全国的にコロナ禍の中災害に見舞われた時どのような対応で臨むのか。三密の状態になるが、その時の避難方法を伺いたい。
回答:災害避難所の避難者については、災害に対して身の危険を感じる方に避難していただくことが大切と考えております。具体的には、2017年に町が作成いたしました防災マップを参考に、風水害においては、雨量の増加により河川の氾濫が想定される地域にお住まいの方、また、地中等にしみ込んだ水分の影響等により崖崩れや地滑り等の危険が想定される地域にお住まいの方など、身の危険を感じる方々に避難をしていただきたいと思っています。避難するに当たっては、安全が確保できます親戚であるとか知人宅に避難することも避難の方法の一つと考えております。

② 避難に必要な資材と訓練
質問:避難所における新型コロナウイルス感染症対策のための備品等の準備状況について伺いたい
回答:サージカルマスク5,500枚、アルコール手指の消毒液100本、液体のハンドソープ72本、非接触型の電子体温計を10台と、それと使い捨ての手袋、こちらが2,000枚、感染の防護衣50枚、床マット、そして畳マットを合わせまして390枚、感染防止用の間仕切り、パーティション等260張り、以上8点につきましては、各避難所の防災倉庫等に保管してございます。また、このほか非常用食料、そして飲料水等も備蓄してございます

質問:災害避難所における新型コロナウイルス感染症に対応する備品等使用した訓練は実施したか?
回答:職員に対する避難所の運営訓練は、新型コロナウイルス感染症の防止用の備品を用いた避難所運営訓練を、今月、9月3日の日に青倉社会体育館において実施しました。

質問:避難訓練を実施したようですが、実施した感想や課題等についてお聞かせください。
回答:実際に避難所を運営するときには、訓練では気づかなかった事案等も生じるかと思います。その場合は、避難所と災害対策本部との連絡を密にし、避難所運営に支障を来さないように努めていきます。

③ 周知方法と誘導
質問:昨年の台風では660名の方が避難したが、避難者の中には災害危険区域以外の方もいたように伺っています。コロナ禍の中、三密を避けるために住民に対する周知も必要かと思われるが、周知方法について伺いたい。
回答:大雨、土砂災害等の警戒レベル4で全員避難となります。避難が必要な方については、避難所だけが避難先と考えるのではなくて、新型コロナウイルス感染症のことを考慮し、親戚や知人宅等に避難することにより集団感染を防ぐこともできます。この分散避難につきましては、7月の回覧板でお知らせしています。

質問:また、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金において、避難対策に充てた金額は
回答:国の新型コロナウイルス感染症の地方創生臨時交付金で、災害避難所におけるコロナウイルス感染症対策として購入させていただく備品等合計で785万5,000円になります。
質問:新型コロナウイルス感染症禍での避難は、高齢者や基礎疾患等を持っている方は申告していただき避難していただく必要はないか。
回答:福祉課のほうで要支援者名簿というのを作成させていただいてございます。こちらは、1人世帯であるとか2人世帯、高齢者の方に助っ人形式という形で、災害時に避難の援助が必要かどうかというような方の申告を受けて名簿を作成してございます。その名簿につきましては、消防団または地区の区長さんに提示をしてもいいかどうかというようなことも含めたアンケートでございます。その中でこういう名簿を作成して、地区にいる方々に支援を、区長さん、消防団等をはじめ避難の支援をお願いしたいというような形で考えています。
質問:’できる限り区の役員さんや民生委員さん、その他の方々の負担をなるべく軽くしてやるということも大事だと思います。救出する方も身の危険にさらされている場合もありますので、その辺は十分な対策を取っていただきたいと思います。

指定避難所の受け入れ目安(緊急時には、必ずしもこの限りではありません)
二次避難所としまして各地区の社会体育館、また下仁田高等学校の体育館等をパーテーションなど設置し避難所として開設をいたします。

令和2年度予算の概要をお伝えします。下仁田町の財政状況。ひと頃3割自治とか言われた時代もありましたが、町税は約15%です。限られた収入に対して出の部分の関心はあります。(資料は自前のもで正規の資料ではありません)

なお

新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金にともなう9月補正予算は反映していません。

歳入 単位:千円 %
町税 817,071 15.78
地方剰余税 77,065 1.49
地方剰余税 77,065 1.49
利子割交付金 600 0.01
配当割交付金 2,427 0.05
株式等譲渡所得割交付金 1,827 0.04
法人事業税交付金 2,000 0.04
地方消費税交付金 130,000 2.51
ゴルフ場利用税交付金 10,000 0.19
環境性能割交付金 4,000 0.08
地方特例交付金 2,700 0.05
地方交付税 2,310,000 44.61
交通安全対策特別交付金 1,000 0.02
分担金及び負担金 17,986 0.35
使用量及び手数料 41,417 0.80
国庫支出金 474,939 9.17
県支出金 333,925 6.45
財産収入 2,401 0.05
寄附金 70,322 1.36
繰入金 188,840 3.65
繰越金 10,000 0.2
諸収入 50,080 0.97
町債 629,400 12.16
歳入合計 5,178,000
歳出 単位:千円 %
議会費 74,682 1.44
総務費 733,885 14.17
民生費 1,053,078 20.34
衛生費 762,352 14.72
労働費 1,723 0.03
農林水産業費 286,442 5.53
商工費 122,496 2.37
土木費 401,988 7.76
消防費 360,133 6.96
教育費 436,971 8.44
災害復旧費 238,950 4.61
公債費 695,259 13.43
諸支出金 41
予備費 10,000 0.19
歳出合計 5,178,000