金剛萱でわかってきた研究成果を地元で報告会

今年も金剛萱遺跡調査が行われていますが、併せて地元の皆さんへ報告会がありました。予想外と言ったら失礼になるかもしれませんが、地元の人が約40人と調査の関係者で合わせて約50余人の方々が参加し熱心に話に聞き入り、質問も多数出ました。こうした機会に地元では「当たり前な景色も、専門的な見地からすると貴重な場所」を知っていただき、地元の方々の底上げ、ひいては町民の文化的価値の向上につながってほしいと思いました。

参加していただいた皆さんと発掘調査や応援に駆けつけてくれた町外の皆さんには心から感謝いたします。今後も貴重な調査は進むことを期待しています。

パノラマ写真

 

明日(4月30日)も発掘調査が続きます。参加自由です。

成果① 約3万年前の人の遺跡が見つかったことは旧石器時代の研究にも重要な発見であること。 金剛萱遺跡研究会
中村 由克
成果② 関東地方において、約40万年にわたる火山灰層が一箇所で見られるめずらしい場所であること。 関東火山灰グループ
斉藤 尚人
成果③ 金剛萱ではかつて山頂部がくずれる大規模な地すべりが起こっていたこと。 大規模地すべり研究会
足立 久男

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