安全な水資源は

ペットボトルの水は容器に日付が印字してあるが、これは賞味期限と言うわけではなく「量」を保証するものだったと知った。日本は水に恵まれた国柄だが、最近はすっかり水道水をそのまま飲むより、市販の水を買って飲むと言うことに抵抗が無くなった。50、60年前までは結構自家用水道を使っていたが、すっかり簡易水道を含めて公共水道が整備普及し、それは十分安全な水なのだが「ミネラルウォータ」を含めて、水を買って飲む時代になった。それは世界を見れば「水はタダではない」ことは当たり前で、国によっては、水の質が悪いためにワインやビールが普及したりして、ビールより瓶入り水の方が高いという国も結構あると聞いている。そこで水源地の確保をいうことが重要になる。手の入らなくなった森林原野を海外デベロッパーが買い漁るという事案もあるようだ。

コロナの影響で、最近は水道料金の減免処置を講じている自治体も多い。減免期間になると水道使用量は上昇するようだ。良く「湯水のごとく」とは、惜しげなくふんだんに使うあり様を言ったものだが、やはり水は貴重な資源。断水してわかる有り難さではないか。

都市部は、離れた水源地から水の確保をしている。電気もやはりその多くが遠隔地から供給されている。安全な水、安定的な電力には地方の適切な管理、安全保障は必修なのはいうに及ばない話だと思う。

ちなみに、下仁田町における水道事業では、給水戸数3385戸(前年比116戸減)。

年間給水量850,899m3(前年比3,476m3増 温泉施設が稼働したための増)。

水道事業の収益は246,446,000円(料金収入は190,770,000円、他町からの補填等55,675,000円)

下仁田町の特徴としてはコンニャク製品業が多いことなどから、月〜金の需要が多く、土日は供給量は大幅に下がる傾向にある。

また、企業誘致にはいかに安く必要な量の水が供給できるかは重要な要素となる。